2013
06.13

はじまりのみち

Category: 映画
 6月10日(月)TOHOシネマズにて映画「はじまりのみち」をポイント鑑賞。
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 バイト明け後、少し体力が残っていたので、待たずに観られ上映時間も短い(96分)本作を選択。

 流石に若い人は見当たらず、自分より年配の方々7人様で鑑賞となった。


 あらすじ: 戦時中、監督作『陸軍』が戦意高揚映画でないと軍部からマークされてしまった木下恵介(加瀬亮)は、次回作の製作が中止となってしまう。そんな状況にうんざりした彼は松竹に辞表を出し、脳溢血で倒れた母たま(田中裕子)が治療を行っている浜松へと向かう。戦況はますます悪化し山間地へと疎開すると決めた恵介は、体の不自由な母をリヤカーに乗せ17時間に及ぶ山越えをする。


 木下惠介生誕100年記念映画を原恵一監督が撮ると言うことで気になっていた作品。

 母親をリヤカーに乗せ、息子二人と便利屋が疎開先に山越えする三日間を描いている。

 退屈な映画と思う人もいるでしょう。

 でも自分には、原監督の映画愛が物凄く感じられる”これぞ昭和の日本映画”に思えました。

 木下恵介監督の名前は良く知ってはいましたが作品となると殆ど観ていません。

 だからこそ木下監督の人となりを知りたかったんですが、こんなにも母親思いだったとは。

 山越えに同行する名もない便利屋役の濱田岳くんの演技がとてもよかった。

 エア・カレーライス(カレーライスを食べるマネ)やエア・ビール&シラスかき揚げは落語家顔負けだったし、監督とは知らずに『陸軍』のラストシーンを語る所はとても印象に残ります。
 
 そして実際の映画『陸軍』のラストシーンが映し出されます。
 田中絹代さんを延々と追い続けるんですが、これが母親なんだなと思わされ、スクリーンから目が離れられなくなっていました。
 
 この部分だけでも、本作と『陸軍』の相似性を感じます。
 
 映画のラストに木下監督の戦後の作品のシーンが次々と映し出されますが、それも、本作での色んなシーンが関係している様に観客に思わせます。

 それくらい、この数日間の色んな思いは監督の中に強い印象として残っていたということなんでしょうね。

 
     満足度:★★★★
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