2009
04.06

名画座にて

Category: 映画
 4月5日(日)飯田橋ギンレイホールにて映画2本立てを鑑賞。

 天気も良く、眠いけど眠れないので朝早くから出掛けてしまった。

 途中、電車の乗り換えの時、時間に余裕があったので本屋で文庫本を物色していたら、つい時間を忘れてしまい、危うく開映時間を過ぎてしまうところだった。

 
 1本目「未来を写した子供達」

 
  インド・コルカタの売春窟に暮らしながら取材をするカメラマンのザナ・ブリスキーは、ここで暮らす子どもたちに出会った。渡したカメラで思い思いに写真を撮る子どもたちに感銘を受けたザナは、彼らを売春窟から救い出そうと決意。学費を集めるために、子どもたちの撮った作品の写真展を開くことにする。(シネマトゥデイより)


 いろんな映画祭でドキュメンタリー賞を受賞している映画です。

 なんて事も、実はよく知らずに観たのですが、劣悪な環境の中に居るのに、辛そうな表情をしていないのに驚いた。

 10歳前後の子供なのに、ビックリするくらいしっかりした話をして、自分の立場もちゃんと分かってるんですよ。

 そんな子供達が、渡されたカメラで思い思いの写真を撮るんです。

 これがまた子供だからと言ってバカに出来ない代物なんです。

 1枚の写真の前では、どんな話も色褪せてしまいます。

 そして才能を見出された男の子を国の代表として、海外に招待しようとするけれど、売春街に住んでいるせいでパスポートさえ作ることがとても困難なんです。

 また、学校に入れる事すらも簡単ではなく、いろんな所で書類を集め、何ヶ月も掛けてやっと可能になるという始末。

 可愛そうだと思う反面、カメラを持ってはしゃいでる子供達は悲愴感を感じさせないので、不思議な気持ちになってしまう。

 この現実を突きつけられても、どうしても他人事と感じてしまう自分が嫌いです。


    満足度:★★★★


 2本目「闇の子供たち」


 日本新聞社のバンコク支局駐在の南部(江口洋介)は、東京本社からタイの臓器密売の調査を依頼される。同じころ、恵子(宮崎あおい)はボランティアとしてバンコクの社会福祉センターに到着する。彼女は所長から、最近顔を見せなくなったスラム街出身の少女の話を聞くが、実は彼女は父親に児童性愛者相手の売春宿に売り飛ばされており……。(シネマトゥデイより)


 これが観たくて来たんですが、途中でちょっと後悔しました。

 何故って、観ていて気分が悪くなるシーンが幾つかあったから・・

 直接的には映し出されないんだけど、どういう事をしているのか分かるし、そんなこと考えたくもない。

 汚い話だけど、胃がムカついて吐きそうになる感じでした。

 体力的にも精神的にもかなりのダメージを受けました。

 でもこれがリアルなんだろうなぁ・・

 日本人(人間)の嫌な部分を目の当たりにして、映画館の座席に縛り付けられて目を背けられないような感覚を覚えた。

 これが現実だとして、自分に何が出来るんだろうか・・

 人身(臓器)売買や児童買春(こういう行為をしたいと思う気持ちが理解出来ないが)などは、今までもこれからも自分が関わる事は無いけれど、それだったら今までと特に変わりない。

 日本から出た事も無い自分に一体何が・・

 なんて、考えながら、救われたような救われないようなラストに、敗北感すら感じてしまった。

 自分が役者で演じていたら、きっと演じていられずに自殺してしまいそうな気がするなぁ・・


 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」以来の後味悪い映画だった。

 でも、忘れちゃいけない映画なんだと思う・・


     満足度:★★★☆


 この沈んだ気持ちを少しでも回復させるために、花見をしながら散歩をしてから、バイト先に向かいました。
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