2008
12.04

熱球

Category:
 「熱球」(重松清/著)。

 
 (「BOOK」データベースより)
 甲子園に憧れていた。予選を勝ち進んだ。でも、決勝戦前夜の悲劇が僕と仲間たちの夢を断ち切った。二十年後、三十八歳になった僕は一人娘を連れて故郷に帰ってきた。仲間と再会した。忘れようとしていた悲劇と向き合った。懐かしいグラウンドでは、後輩たちが、あの頃の僕らと同じように白球を追っていた。僕も、もう一度、マウンドに立てるだろうか―。おとなの再出発を描く長編。



 もう最近はすっかり重松作品の虜となってしまった自分ですが、今回も色々考えさせられるところがありました。

 自分と同じように、主人公は故郷に居るのが嫌で東京に出て行くが、動機が大きく違う。

 また自分は次男だが、主人公は長男の一人っ子。

 自分が長男なら今の状況は考えられない訳で、主人公の事を考えると、実兄にただひたすら感謝感謝なんです。

 主人公が帰郷して無職のまま生活している姿に、自分ならマネ出来ない事だと思いながらも、これからどうすればいいのか決められないでいる彼に親近感を覚えた。

 もうやりたい事があっても出来る事はかなり限られてしまうというか、殆ど無理な状態な訳で、かといって諦められない気持ちも残っていて、そのままズルズルと時間だけが過ぎていってしまう。

 本の内容と離れた記述になってしまいましたが、主人公と父親や娘の関係や、野球部の応援をし続けたお爺ちゃんの話に羨ましく思い、彼らのこれからを、自分も含め励ましたくなる作品でした。

 
 次は「その日のまえに」を読みたいのだけれど、映画を観てから読もうと思っているのでなかなか読むことができなくてちょっとイライラが・・

 
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