2008
07.03

オーデュボンの祈り

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 「ラッシュライフ」「死神の精度」に続き、伊坂幸太郎デビュー作「オーデュボンの祈り」を読みました。

 コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている荻島には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?
「オーデュボンの話を聞きなさい」という優午からの最後のメッセージを手掛かりに、伊藤は、その死の真相に迫っていく。



 現実感が希薄な童話のような”荻島”でのお話が中心だが、主人公が生活していた現実世界の人間が絡んできて、虚構と現実が入り乱れた微妙な世界になっている。

 自分には想像できないだろう世界観とストーリーに、置いてきぼりを食らいそうになりながら、何とか読み終えたといったところだった。

 カカシが喋ってる時点で、”うーん、どうでしょう・・”ってなかなか入り込めなかったのは事実です。

 読んでて面白いと思えるところは少なかったが、後半の展開は嫌いじゃない。

 そういう意味では、感心しながら読ませてもらった本でした。


 自分の中で、「ラッシュライフ」を超える伊坂幸太郎さんの本があるはずだと信じて、他の作品を探してみようと思います。
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