2011
04.30

マイ・バック・ページ

Category: 映画
 4月27日(水)アスミックエース試写室にて映画「マイ・バック・ページ」を鑑賞。

 妻夫木&松ケン初共演も気になるが、全共闘時代の事実を元にした映画とのことで観たいと思った作品です。

 原作は未読。

 
 あらすじ: 全共闘運動が最も激しかった1960年代後半、週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木 聡)は、理想に燃えながら日々活動家たちの取材を続けていた。ある日、梅山と名乗る男(松山ケンイチ)から接触を受けた沢田は、武装決起するという梅山の言葉を疑いながらも、不思議な親近感と同時代感を覚えてしまう。



 この当時生まれてはいたけれど、田舎育ちの自分には記憶として残っていません。

 東京に出てきてから(1980年前半)学生運動を記録した8ミリフィルムを観た事があるので、雰囲気は何となく知っているつもりです。

 ジャーナリストに成りたかった沢田に関してはある程度理解できるとして、革命家に成りたかった梅山については結局分からず仕舞いでした。

 学生運動を行っていた人達で、本当に”志し”を持っていた人は極少数で、多くの人は熱にうなされたように思想を持たずに参加し、大学を卒業すると素知らぬ顔で普通に就職していたと見聞きしました。

 どちらにも含まれない梅山は大学で自分が創設したセクトなのに、どこに進もうとしているのかを聴かれて答えられなかったり、所属や名前(梅山って名前もそもそも偽名)を偽って、沢田と接触しあわよくば資金を集めようとする”エセ活動家”。

 そして自分では語るだけで、行動は他の人間にやらせ、起こった”自衛官殺人事件”。

 梅山は”思想犯”というが、沢田は”政治事件”だと信じきれないまま、警察の事情聴取にはジャーナリストとして”取材源秘匿の原則”のモラルで悩むが・・

 で、この映画を一言でいうと

 ”梅山に振り回された人達のお話”

 というところか。

 だけど、これで殺された自衛官は浮かばれませんよ、本当に。

 這いつくばりながらの無念の表情は忘れられません。

 そして最後の沢田のシーン、とても良かったです!

 
 でも、この内容が現代の若者に理解されるんだろうか・・
 

     満足度:★★★☆
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2011
04.27

ジュリエットからの手紙

Category: 映画
 4月23日(土)東商ホールにて試写会「ジュリエットからの手紙」を鑑賞。

 強風の中雨が混じる天気だったが、傘が飛ばされそうだったので持たずに出掛け、上映開始15分前に会場入りし2列目の右端に座る。

 
 あらすじ: ロンドンに暮らすクレア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)のもとに1通の手紙が届く。その内容は、50年前に彼女がイタリアで恋に落ちた男性との愛を貫けなかった苦悩を、ジュリエット宛につづった手紙への返事だった。その男性と再会することを決めたクレアはイタリアへ向かい、返事を書いたソフィー(アマンダ・セイフライド)と共に初恋の人を捜す旅に出る。


 「ロミオとジュリエット」の舞台になったイタリア・ヴェローナには物語のモデルとなったヒロイン・ジュリエットの生家があり、永遠の愛を貫いたジュリエット宛に、恋の悩みを綴った手紙(ジュリエット・レター)が今なお年間5千通も届き、ボランティアの”ジュリエットの秘書”と呼ばれる女性達が1通づつに返事を書いているという事実に、まず驚きました。

 そんな中に50年前に届けられていたジュリエット・レターが偶然見つかり、その手紙に返事を書いた事がキッカケで、50年前の初恋の相手ロレンツォを探す旅に出るなんて、ロマンティック過ぎます。

 素敵過ぎます!

 ロマンチスト親父としては夢の様なお話です。

 行く先々で出会う沢山の”ロレンツォ”(イタリア男は何故か滑稽に見えてしまう)に笑い、キレイな景色や食事に見とれてました。

 そんな旅を通して、婚約中のソフィーの気持ちも揺らいでいき・・

 ハッピーエンドのラブ・ストーリーに身も心も任せて、本当に夢の中に居たような心地よい時間でした。

 あえて文句を言うとしたら、ストーリーが出来すぎているところくらいかな。


 自分も、十数年前に音信不通になった知り合いの女性を捜す旅に出てみようかなと夢みたいな事を考えながらワインを飲んで余韻に浸ってました(笑)。

 
      満足度:★★★★☆
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2011
04.25

生き残るための3つの取引

Category: 映画
 4月21日(木)一ツ橋ホールにて試写会「生き残るための3つの取引」を鑑賞。

 今週は月曜、水曜、が試写会で火曜に自動車免許証の更新があったので、毎日3~4時間程の睡眠しか取れず体がバテバテの中、頑張って神保町へ。

 前寄りの右端に座り、上映開始まで目を閉じて待つ。


 あらすじ: 失態続きの警察は、世間を騒がせ大統領さえも関心を寄せる連続殺人事件の捜査に躍起となっていた。その矢先、有力容疑者を誤って射殺してしまう最悪の事態が発生。事実のもみ消しに動き出した上層部は、学歴がないために出世コースを外れていた刑事チョルギに対し、昇進を条件にニセの犯人をでっち上げるよう命じる。悩んだ末に、裏社会の大物である建設会社社長チャン・ソックに協力を頼み、犯人ねつ造を実行に移すチョルギ。しかし、彼の不正に感づいたチュ・ヤン検事の存在が次第にチョルギを追いつめていく。


 邦題そのままの内容で、その取引とは

 ・取引1×上司   「出世させるから犯人を作れ」

 ・取引2×裏組織  「ニセ容疑者の証拠を作れ」

 ・取引3×検事   「汚職を見逃すから・・」

 とまあ、完全に腐りきっている訳です。

 それにしてもですね、字幕が全く読めないシーンが幾つもあってイライラしましたよ。

 公開時はもう少し考えた方が良いと思いますよ、本当に。

 で、そんなイライラをよそに、お話は息つく暇を与えず主人公チョルギ刑事が深みにはまり込んでいく。

 終盤、連続殺人事件の驚くべき結末が明らかになると、自分は口をアングリと開けたまま暫く呆然・・

 もう引き返せないところまできてしまった主人公に、つい同情してしまう。

 結局、国家権力は腐敗したままという皮肉にもならない映画ということか。

 退屈せずに観る事ができましたから、気になった方は主人公のどうしようもない悲しみを受け止めに映画館へどうぞ!


     満足度:★★★☆
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2011
04.21

八日目の蝉

Category: 映画
 4月20日(水)ニッショーホールにて試写会「八日目の蝉」を鑑賞。

 4月も下旬だというのに、まだ少し肌寒いこの頃、気持ち厚めのパーカーを着込んで虎ノ門へ。

 上映開始15分前に会場入りし、1列目に座席を確保。

 本を読み始めるも、リピートで流されている中島美嘉の「Dear」が気になり、本を閉じて開始まで歌を聴いていた。


 あらすじ: 子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。

 原作は未読、ドラマも未見で永作ちゃんが出てるから観たかった作品。

 本年度の邦画では今のところ№1と言っていい位の出来だと思います!

 きっと脚本が良かったんでしょうね。

 主演はてっきり永作ちゃんかと思っていたら、真央ちゃんだったのね。

 「太平洋の奇跡」にも出ていたけど、そんなに良いのかなぁ(個人的に苦手なもので)・・

 小池ちゃんも苦手なんだけど、こちらは良い演技をしてると感じさせてくれたから、好みの問題だけじゃない気がしますが。

 永作ちゃんがやっぱり最高です!これで女優賞取って欲しい。

 それと同じ位、子役の渡邉このみちゃんが凄い。

 可愛いし、自然体だったし、この子の功績は計り知れません。

 それにひきかえ、劇団ひとりは明らかなミスキャストでしょう。

 男の自分としては、母親の感情を理解することが難しいので、肯定も否定もできない(当然不倫や誘拐は悪い事なんだけど)。

 女性でもできないかもしれないけど、男よりは受け入れやすいと思う。

 そういう意味では「ジーン・ワルツ」と同様女性向けの映画であり、「悪人」のように誰が悪いのか決めつけられない映画です。

 
 何だかんだ言って最終的に良かったのは、主題歌だったんですけどね。


     満足度:★★★★


 P.S 会場を出て歩きながら映画のシーンを思い出していたら急に涙が止まらなくなった。

   そして原作も読み始めました。
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2011
04.19

キッズ・オールライト

Category: 映画
 4月18日(月)渋谷ショウゲート試写室にて「キッズ・オールライト」を鑑賞。

 今週はこれを含め計4本の試写会に行く予定(今まで週3本が最高)なので体力的にどうか心配だけど、何とか乗り切りたいと思いながら、恐らく2年ぶりの渋谷へ。

 よっぽどの事が無い限り来ることのない街ですから、年齢的にもね。

 で、初めてのショウゲート試写室に入り、椅子に座り背中を預けると気持ちよくて寝てしまいそうになった。


あらすじ: 同じ父親を持つジョニ(ミア・ワシコウスカ)と弟レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)は、それぞれの母親と一緒に仲良く幸せに暮らしていた。そんなある日、自分たちの父親ポール(マーク・ラファロ)の存在が気になり始めた姉弟は、2人で彼を訪ねる。そのことがそれぞれの母親ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)に知れたことから、家族の関係がきしみだす。


 椅子の気持ちよさに負けることなく、笑いながら楽しみました。

 この設定って、日本ではまず考えられないだろうし、こんなに笑える風にはならないでしょ。

 二人の母親がレズで、”精子バンク”に登録していた遺伝子上の父親という両親の子供がまともに育たないと想像してしまいがちだ。

 そんな暗く重くドロドロしそうな内容なのに笑えて、エッチのシーンも普通ならイヤラシイものなのに、何故か可笑しいし笑ってしまうなんてね。

 監督自身も精子提供を受けて出産している経験があるから(チラシに記述あり)こんな新しい家族の形を描写できたんでしょう。

 ただ、どうしても彼らの気持ちに入り込めなくて(自分の理解を超えている設定なので)感情移入できたのは唯一、庭師のおっちゃん(途中であんな目にあって踏んだり蹴ったり)だけです(笑)。

 あと、役者さん達と音楽、なかなか良かったですよ。

 家族のあり方について改めて考えさせられた、そんな映画でした。

 
      満足度:★★★☆
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2011
04.16

エンジェル ウォーズ

Category: 映画
4月14日(木)ニッショーホールにて日テレ試写会「エンジェル ウォーズ」を鑑賞。

 東日本大震災後、自身初の試写会になりますが、自粛ムードのせいなのか、随分空席の目立つ会場だった。

 それぞれの考え方があるので特に言うつもりも無かったんですが、試写会を観た後に義援金を集めたら良いんじゃないかと思っていたんですが、募金箱などは見当たらなかった。

 映画館でお金を払って観たつもりで募金ができれば、気持ちよく鑑賞できると思うんですけど、どうでしょう・・

 などと考えながら、前から2列目に着席し上映を待った。


 あらすじ: 幻想的な世界に閉じ込められたベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、バーチャル兵器を使いこなす4人の女戦士を集め、自由を求めて戦うことに。想像の世界の中でワイズマン(スコット・グレン)の手助けを受けた彼女たちは成功すれば自由を手に入れることができるが、そのためにはある犠牲を強いられる運命にあった。


 素晴らしい妄想ワールドだった!

 ザック・スナイダー監督作なので、兎に角どんな映像なのか期待していたが、期待通り良かったと思う。

 ゲームアクションを楽しむような感覚で、面白いように敵のクリーチャーを日本刀や銃で倒していき、現実感は全く存在しない。

 ヒロインのコスチュームがセーラー服ヘソだしルックで、その辺が堪らない人には楽しみの一つでしょうが、自分は特にトキメかなかったし、美少女5人と紹介されてるけど、個人的に好みの娘は居なかったのでちょっと残念です。

 お話は、ちょっと分かりにくくなっていたけど、特に気にする必要も無いって言っちゃえばそれまでだけど、自分にとっては映像が全てみたいなところがあるから(この監督作は特に・・)期待もしてないし。

 しかも観終わって印象に残っている所も無いし・・

 そんなその場限りで楽しむ映画。


     満足度:★★☆
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2011
04.11

気になる日本映画達2010

Category: 映画
 4月8日(金)池袋新文芸坐にて映画「ちょんまげぷりん」と「さんかく」を鑑賞。

 この日から「気になる日本映画達2010」(毎年恒例企画)が始まり、日替わりで2本づつ上映され、昨年観逃した「ちょんまげぷりん」「さんかく」の2本がこの日限りの上映なのでバイト明けにも関わらず駆けつけた。

 まずは「ちょんまげぷりん」


 あらすじ: 江戸時代からやって来たちょんまげ頭の侍、木島安兵衛(錦戸亮)をひょんなことから居候させることになった、ひろ子(ともさかりえ)と友也(鈴木福)の母子。友也のために偶然作ったプリンから、お菓子作りの才能を開花させた安兵衛。彼は人気パティシエとなり、ひろ子や友也とのきずなも深まっていくが……。



 侍に教えられる事から始まり、現代に慣れてきた侍が最後に教えられて帰っていくあたりに、現代のライフスタイルにもの申す的な内容かなと受け止めた。

 そして、ケーキコンテストでの「シザーハンズ」的な剣さばきが一番遣りたかったから侍を主人公にしたのかなとも思った(特に印象に残ったもので)。

 設定にしろ、色んなシーンでの突っ込み所が多くあるにしろ、あまり気にせずに観れば、ほのぼのと気楽に楽しめ、少しホロッと感じられる佳作になっています。

 中村監督だから上手くできた作品なんでしょうね。

 
 何はともあれ題名に、"天晴れ"!!


     満足度:★★★★


 次に「さんかく」

 
 あらすじ: 同棲(どうせい)生活を送る倦怠(けんたい)期カップルの百瀬(高岡蒼甫)と佳代(田畑智子)の家に、夏休みを利用して佳代の中学生の妹・桃(小野恵令奈)が住み着いてしまう。自由奔放な桃は風呂上がりに下着を着けずにウロウロするなど、気まぐれな態度で百瀬を翻弄(ほんろう)し、一方、彼の心の動揺を感じ取った佳代は、百瀬の気を引こうと策を練るが……。

 もっと気楽に笑いながら観られるのかと思っていたら、後半はホラーチックな展開になってビックリ。

 ある意味リアルな展開なのかな、とも感じ取れる・・

 男から見て、百瀬30才の行動は理解できる(性格的な所を除いて)から、あのタイミングであんな妹が部屋に居座られたら毎日寝られません(これってもう反則でしょう)。

 彼女の妹なんだし、しかも15才だから、考えなくても有り得ないんだけど、でも段々と気が変になってしまうんだろうなと。

 妹が先輩に、姉が百瀬に、百瀬が妹に、それぞれ自分では意識もしないでストーカーを行っていくが、こうなると付きまとわれる側は”ウザイ”って気持ちしか湧いてこないから、もう結末は見えている!?

 ・・はずなんだけど、映画が終わった後の展開はどうなるのか??気になってしまう。

 個人的に佳代の気持ちが一番よく分かった、というか自分に近かった気がしたので、自分も間違いなくストーカーと化してしまうだろう(可愛そうな人だよホント・・)。

 百瀬の後輩が、ある意味キーマンになっていた種明かしには、笑えました。

 あと、中坊に背負い投げされるシーンは余りにも惨めだったなぁ。

 残念だったのは、小野ちゃんの鼻にかかった声が個人的に好きになれなかったところ。


 男のバカさ加減と、女の狡さや怖さを改めて教えてくれるそんな映画だった。


     満足度:★★★★


 「気になる日本映画達2010」の中で、4月20日(火)上映予定の「半分の月がのぼる空」「おにいちゃんのハナビ」は個人的にお勧めなので皆さんに観て欲しいです!

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